考える場所

答えのない問いについて考える

やりたいけどできないのはなぜ? ”ムード”の話

おはようございます。

ブログを始めたばかりだというのに、ずいぶん間が空いてしまいました。

 

書きたいテーマや考えていることはたくさんあるのですが、

書き始めるとなんだか違うような気がしたり、

果たしてこれは記事として成立するか?みたいなことを考えたりして、

一向に手が進みませんでした。

 

今日も、前から温めておいた記事を完成させるか、新しいテーマで書くか悩んでしまい、結局またおあずけになりそうだったのですが、なんとか今、キーボードを動かせています。

 

ふと、書けないなら書けないなりに、この「やりたいのにできない」状態について書いてしまおうと思ったのです。

 

というのも私は、「やりたいけどできない」状態にずっと悩み続けてきたからです!

折角心がときめいて、やる気になったのに、いつも持続しなくて、

「あれ、本当は私、やりたくなかったのかな……」なんて思ってました。

でもずっとやる気が続くようなことは一向に見つからず、

自分はやりたいことのない人間だと思っていました。

 

でも、よくよく考えると、やる気をずっと持続させられている人間など、いるのでしょうか?

みんな「やりたいけどできない」状態を日々経験しながら、やりたいことを続けているのではないでしょうか?

そして、「自分はやりたいことがない」と思っている人というのは、本当はやりたいことがあるけれど、この「やりたいけどできない」状態に挫折した私みたいな人ではないのか?

 

ということで、「やりたいけどできない」について今日は考えていきます。

 

「やりたいけどできない」はやりたくないから?

やりたいけどできないのは、本当はやりたくないからだ、という考えを聞いたことがあります。

これを聞いたときは、なるほどと思いました。

「やりたい」というのは前向きな意思あるいは欲求で、前向きな欲求があるならば体が動くはずだからです。

 

でも、どうも腑に落ちないことがありました。

なぜなら、その「やりたいこと」は、確かに今はできないのだけれど、

できていた瞬間もあるし、そのできていた瞬間は確実に楽しかった記憶があるからです。

本当にやりたいことじゃないなら、あの楽しかった瞬間は嘘だったのか?

 

それで、色々と考えた結果、「できない」にも2種類あるのではないかという結論に至りました。

 

「できない」には2種類ある

①やってみたいけれど、さまざまな懸念があってできない

たとえば、習い事をしたいけれど、お金がないからできない、とか、

勉強したいけど、時間がないからできない、とか。

 

こういう場合は、申し訳ないけれど、やっぱりそこまでやりたいことじゃないんじゃないかと思うのです。

 

「習い事をしたいけれど、今はお金がない」なら、今すぐそのお金を貯めはじめればよいし、「勉強したいけれど、時間がない」なら、その時間を作ればよいからです。

 

このとき、「でも、他のことにもお金や時間を使いたい……」というならば、

その「他のこと」こそがやりたいことなのではないでしょうか。

 

「やりたいけどできないのは、本当はやりたくないからだ」は、この①のことを言っているのではないかと、私は推測しています。

 

②やって楽しかったときはあるけど、今たまたま乗り気がしない

すでにやっていて、すごくノリに乗れた瞬間もある。

でも、イマイチそれが持続しなくて、やれば楽しいはずなのに腰が重い。

あるいは、やっている途中で壁にぶつかって、しんどくなってきた。

 

こういうことは誰しもあると思います。

私も非常によくあります。そして、こういうときに落ち込みがちです。

「やりたくて始めたはずなのに、できないとはどういうことか」

「本当にやりたいことではないのではないか」

「これだから私は、何をやっても持続しないのだ」

こんな風に思ってしまうのです。

 

でも、しばらく経ったらまた、やれる瞬間というのがやってきます。

そうしたら「やっぱり楽しい」と思うわけです。

これって、どう考えても「やりたいこと」な気がします。

 

したがって、「やりたいけどできない」ときは、自分が①と②のどちらの状態にあるのか、見極める必要がありそうです。

自分もそうでしたが、②なのに①と混同して、苦しんだり落ち込んだりしている人がいるのではないでしょうか。

 

できないのは"ムード"じゃないから

②について。これって、ただのムードの問題じゃないかと思うのです。

ムードの意味は、気分とか雰囲気とかですが、

つまりは意思というよりは、体の調子、それから周りの環境によって、たまたまやるモードにならないだけなのではないか。

 

現に、私は今日、またできないムードに陥っており、もうパソコンを閉じてしまおうかとさえ思っていたのですが、

ふと思い立って、イヤホンで周りの音を遮断して、いい感じのカフェミュージックをかけてみました。

そうしたら、急に、自分がカフェで文章を書いている"執筆者"のように思えてきて(笑)、突然書けるモードになりました。

 

ムードを変えてみる

音楽をかけただけで、ムードが変わったというのは、あくまで一例です。

私だって、いつもこの方法でうまくいくわけじゃありません。

でも、何かしらムードを変えるための試みをして、それがたまたまその状況にハマった、という成功例にはなったのではないでしょうか。

 

ムードを変えるための試みには、いろいろあると思います。

場所を変える。PCでうまくいかないなら、手書きのノートでやってみる。飲み物を飲む。食べ物を食べる。服を着替えてみる。散歩に行く。やることの種類を変えてみる。一旦他のことをしてみる。

いろいろやってみて、自分の成功パターンを見つけるといいかもしれません。

大事なのは、自分ができないのは「そういうムードじゃないから」だ、と自覚して、できないことに対して落ち込まないことだと思います。

 

本当にやりたい、はそんなに大層なものじゃないのでは

ムードについていろいろ考えた上で思うのは、「本当にやりたいこと」って、

なんだか、他の全てを犠牲にするくらい夢中になってのめり込む、みたいなイメージがあったのですが、そんなに大層なものじゃないのではないかということです。

やってみて楽しい・ときめく瞬間もあれば、やりたくない・できない瞬間もあって、あとは"できるムード"をうまく維持しながら、少しずつ前に進んでいく。

そうやって気づけば長い時間が経って、上手くなっている。

そういうものなのではないかと思うのです。

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自炊も、引っ越した途端に毎日できるようになった

 

ということで、今日は、「やりたいけどできない」ことについて考えてみました。

また、長くなりました。なぜ毎回3000字くらい書いてしまうのか……。

次の記事でも、楽しい思考ができればと思います。

それではまた。